おしりや肛門付近の「かゆみ」。痔が関係しているかも。

おしりや肛門付近の「かゆみ」。痔が関係しているかも。

「おしりや肛門がかゆい!」という経験はありませんか?これには肛門付近の炎症や過度の発汗など、さまざまな原因が考えられますが、その原因の一つに痔があります。


痔は、成人の半数以上が患っているといわれる一般的な疾患で、なかでも最も多いのが肛門内側のいぼ痔(内痔核)とされています。内側のいぼ痔(内痔核)は痛みを感じにくいうえ、初期の頃は出血する程度でおさまります。また症状が進行して、いぼ(痔核)が肛門の外に出てきた(脱出した)場合も、すぐに戻ることがあるため、気づきにくいのが特徴です。


痔によるおしりのかゆみは、脱出したいぼ(痔核)が下着でこすれたり、直腸の粘液などでおしりがべたつき、かぶれたりすることなどが原因で起こります。一言でおしりのかゆみといっても、その種類によってケアの方法が異なります。以下の表を参考に、自分に合ったケアを行ってください。


かゆみの種類別おしりのケア方法
かゆみの種類 考えられる原因 ケア方法
カサカサしたかゆみ 温水洗浄便座による洗浄で肛門を洗いすぎたことなど。 おしりをていねいに拭く。その後、かゆみ止め軟膏やデリケートなエリア用の軟膏などを塗っておくと良い。また、普段の温水便座の使用方法を改め、洗いすぎには注意する。
ジトジトしたかゆみ 軟らかい便が肛門のシワの中に入り込んで不潔な状態になっていることなど。
そのほか 脱出した痔核が下着でこすれたり、痔核を伝わってくる粘液などでおしりがべたついてかぶれたりすることなど。 排便後におしりをていねいに拭く。なかなか取れない場合は、温水洗浄便座の洗浄機能などでおしりを軽く洗う。肛門周囲の水分は、しっかり拭き取る。

ケアが終わっても、化繊などの素材の下着をつけると、蒸れて、かゆみが再発する可能性も考えられます。綿など通気性の良い素材でできた下着を着用するようにしましょう。また、普段のおしりの拭き方を見直すことも大切です。


かゆみへの対処としては、市販薬の使用も一つの方法です。痔の一般用医薬品には、かゆみを止める成分が入っています。掻きむしって出血するなど症状がひどくなる前に、早めのケアや対処をお勧めします。

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