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ドクターに聞く
「便秘について」
再発防止や予防策

ドクターに聞く「便秘について」

一言で「便秘」と片付けず、まずは細かい状況の確認を

「便秘です」と来院される方はたくさんおられますが、患者さんの考える便秘はそれぞれ程度が違います。「便を出す時に困る」のが便秘と思っている方もいれば、「便の出る回数が少ない」ことを便秘と思っている方もおられます。大事なのは、排便回数は1週間に何日か、排便のある日は何回出るか、どんな形状や色の便が出るか、をしっかり聞くこと。当院では、まず患者さんに便の絵を見せながら内容や回数を確認しています。
また、便秘とおっしゃる患者さんの中には、市販の刺激性下剤を長期間服用している方も多いのですが、これは良い便が出にくくなる要因の一つです。こうした患者さんには、いったん弱い刺激性下剤に代え、徐々に離脱させながら便秘の改善を図るようにしています。

岡崎外科消化器肛門クリニック 院長 岡崎啓介 先生

岡崎啓介 先生
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さまざまな便秘の種類に合わせて、治療することが大切

便秘は痔になる大きな要因の一つです。便秘の治療としては、一つは食生活や生活習慣の改善、もう一つは投薬治療があります。投薬治療は便性状を整えるために行いますが、当院では大腸刺激性下剤は使いません。こちらは長く使い続けると大腸の神経細胞を破壊し、機能を低下させてしまうことがあり、結果として便秘がどんどん悪化します。また、便秘の原因には、大腸がんや内科的疾患、薬などが関係しているケースや、「過敏性腸症候群」という自律神経のバランスが悪くて起こるもの、あるいは「直腸性便秘」といって、直腸まで便は来ているのに出ないという便秘もあります。便秘にもさまざまな種類がありますので、それを診断してから治療に入ることが重要です。

札幌いしやま病院 理事長 石山元太郎 先生

石山元太郎先生
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痔核(いぼ痔)を便と勘違いし、ずっと便秘だと悩んでしまうケースも

便秘についてもさまざまなケースがあるので、症状をしっかり見極める必要があります。痔核を便だと思っていたために、ずっと残便があると勘違いし、自分は便秘だと思っている方もおられます。そういう方は、痔を取ってしまえば、当然便秘の感覚も無くなるわけです。一番気を付けなくてはならないことは、大腸がんによって詰まってしまい便秘になることです。便秘が続くときには大腸の検査が必要です。

所沢肛門病院 院長 栗原浩幸 先生

栗原浩幸先生
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この記事の監修医師
岡崎 啓介先生
石山 元太郎先生
栗原 浩幸先生

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