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ドクターに聞く
「便秘の解消に有効な方法。薬はどんな時に使えばいいの?」

ドクターに聞く「便秘の解消に有効な方法。薬はどんな時に使えばいいの?」

便秘は、生活習慣の改善が基本。改善しない場合は薬で、妊娠または妊娠していると思われる場合はまず産婦人科医に相談を。

便秘は、食事及び生活習慣の見直しが基本です。ただし、食事や生活習慣を変えても便通がない人も多いので、その場合には軟便剤と整腸剤を併用します。改善すれば、薬をやめればよいのです。便秘薬も多種あり効果も人によって様々です。また、1回のお薬では効果を得られないことも多いです。
妊婦さんの場合は、飲むと明らかに胎児に影響がある薬はもちろん、基本的にはほとんどの薬に、「医師や薬剤師にご相談ください」と注意が書かれています。また、妊婦さんも使用可能となっている薬でも、体質に合わない人もいますので、自分の判断で市販薬を使うのはお勧めできません。基本は食事や生活習慣の改善などで対処するのがベストですが、薬を使用せざるを得ない場合、まずは産婦人科の医師に相談してください。便秘薬であれば、産婦人科で処方してもらえると思います。

日本橋レディースクリニック 院長 野澤真木子 先生

野澤真木子 先生
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まずは食事や生活習慣の改善を。そのうえで薬は上手に使うことが大切。

便秘の治療については、理想は生活習慣の改善です。薬だけに頼っていれば、飲み続けなければなりません。便が出ずに困っている方には薬を処方しますが、基本的には生活習慣の改善で治していきます。
特に若い方は腸の動きは良いはずですから、まず食生活を改善してほしいですね。ダイエットはあまりせず、食物繊維や水分をしっかりとって食生活を改善すること。便秘のみならず、将来の健康のためにも良いでしょう。妊娠して子供ができたら、何を食べさせるの?ということです。実は、お母さんが便秘だったら、そのお子さんも便秘の場合が結構多いんです。同じ食卓ですからね。便通に良い食材を食べることは、食生活が豊かになることなので、便秘のためのみならず、食生活は改善すべきだと思います。
便秘薬を処方するタイミングは、個々の患者さんによって異なります。例えば、痔の治療のために必要であれば処方しますし、患者さんが自力で生活習慣を改善してみたけど無理だった場合であれば、弱い下剤から処方します。食生活の改善だけでは、どうしようも無い場合もあるでしょう。ただ、下剤を毎日飲むのではなく、時々にするといったように調整していくと良いと思います。自力で生活改善をしたうえで、薬を上手に使うことが大事です。

マリーゴールドクリニック 院長 山口トキコ 先生

山口トキコ先生
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生活習慣の改善でも、朝の活動は重要。毎朝15分、ゆっくりする時間を設けよう。

生活習慣を変えて、それでも便が出なければ便秘薬を使用するという順序で治療していくのが良いでしょう。妊婦さんの場合も同じです。ただし、妊娠中は飲んでも大丈夫な下剤の種類が限られてきます。当院では、マグネシウム系の薬や大建中湯という漢方薬を中心に使っています。刺激性下剤も使うことはありますが、高齢の方で排便がない場合ですね。ただし、毎日は処方しません。どうしても出ない場合に、頓服的に使ってもらいます。
生活習慣の改善については、朝起きて朝日を浴び、コップ一杯の水を飲み、朝ご飯を食べる、食物繊維を水溶性・不溶性バランスよくとる、一駅歩く、買い物で歩くといった程度の運動をするなどを心掛けてください。腸が動くゴールデンタイムは1日に1~3回ありますが、最もよく活動する時間帯が朝食後の1時間以内。その間に腸は、15分ぐらいずっと動いています。だから朝ご飯を食べてほしいという話をしつつ、朝食後15分程度ゆっくりする時間を設けてくださいとも伝えます。特に女性は、朝ご飯の用意をしてお子様を送り出し、仕事に行くというようにバタバタしがちです。トイレに行きたくてもタイミングを逃してしまい、また出なくなってしまいます。そういう意味で、忙しい朝でもゆっくりする時間は欲しいですね。

川堀病院 竹田春華 先生

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この記事の監修医師
野澤 真木子先生
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竹田 春華先生

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