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ドクターに聞く
「妊産婦の便秘と痔。予防の方法は?」

ドクターに聞く「妊産婦の便秘と痔。予防の方法は?」

便秘解消には玄米もおすすめ。妊婦さんが食べても大丈夫。

まずは便秘にならないよう、食生活に気を付けていただくことです。食事はいろんな食材をバランス良くとること。厚生労働省が掲げている『妊産婦のための食事バランスガイド』なども参考にすると良いですね。個人的には玄米ご飯も効果的だと思います。便秘で困っていた女性が、結婚を機に玄米を食べるようになったら便秘が改善したという例もあります。玄米は食物繊維が多く、太りにくいとも言われていますので、おすすめしています。妊婦さんが食べても大丈夫ですよ。
食事以外では、規則正しい生活を心掛ける、ストレスを溜めない、排便時に強くいきまない、おしりを冷やさないなどが注意点です。特におしりが冷えてしまうと、血栓性外痔核ができやすくなるので良くありません。動けるようなら、適度な運動も良いでしょう。産婦人科で教わる妊婦の体操や、マタニティスイミング、ヨガなどもありますし、軽くウォーキングする程度でも良いと思います。痔の方は血流改善が必要なので、入浴も効果的です。

よどがわ内科クリニック 副院長 兼 肛門科顧問 上月雅友 先生

上月雅友 先生
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何かと制約も多い妊娠期。運動も食事も簡単に続けられる工夫が大切。

妊婦が痔になりやすい原因として、まず便秘になりやすいことが挙げられます。つわりが始まる妊娠初期は、ご飯を食べられない方も多く、便秘になりやすいとされています。また、妊娠後期はお腹が大きくなるので、大腸が圧迫されて物理的に便秘を起こしやすくなります。便が出にくいからといって、いきむと痔は悪くなってしまいますから注意が必要です。お腹が大きくなるのは止められないので、普通に食事をして、一駅分だけでも良いので歩ける範囲は歩く、階段を使うなど、継続することが大切です。
食事では、発酵食品や海藻類などの食物繊維をとるのが良いですが、偏らずに食べることが大切。大麦系を少しご飯に入れたり、かんぴょうを卵焼きに入れたりするのも良いですね。忙しくて時間がない方には、海苔を味噌汁に入れたり、納豆をスープに入れたりするのも良いと思います。運動も食事も構えてしまうと続けるのが大変になりますから、少し体を動かしたり美味しく食べたりする工夫を「簡単にして続ける」ことがポイントですね。

日本橋レディースクリニック 院長 野澤真木子 先生

野澤真木子先生
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妊娠中は我慢せず、便意を感じたらすぐトイレへ。ただし時間は3分以内。

妊娠中は、肛門周辺の血流の悪化や、黄体ホルモンによる腸の動きの悪化で、痔や便秘になりやすい状態です。ただし全ての妊婦さんが便秘になるわけではなく、下痢になる方もいます。痔には便秘も下痢も良くありませんので、基本的には便通を整えることが大切です。まず食物繊維をたっぷりとる。ただし妊婦さんの場合は、子宮による胃の圧迫や、体重コントロールで食べられないこともありますので、その場合はお薬を使うことがあります。
食事以外では便意を我慢しないこと。我慢すると便が固くなりますので、便意を感じたらすぐにトイレへ行くのが理想です。ただし排便時間は3分以内。残便感がある場合も全部出そうとするのではなく、残っている便は放っておいてください。おしりまわりを清潔に保つには、温水洗浄便座を使えば心配ないでしょう。あとは温めることですね。

マリーゴールドクリニック 院長 山口トキコ 先生

山口トキコ先生
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この記事の監修医師
上月 雅友先生
野澤 真木子先生
山口 トキコ先生

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